投資熱は本当に盛り上がっている?
MMD研究所が20歳~69歳の男女43,087人を対象に行った「2025年投資に関する利用動向調査」を基にした記事です。
投資に対して「興味を持っていて投資を始めている」と回答した人は22.8%に留まったので、投資熱が国民全体で盛り上がっているかというと、やはり一部だけというのが現状でしょう。
新NISA口座の開設数は、2024年3月時点で2300万口座超で、やはり2割くらいという数字です。
投資したくても資金がないという人もいるだろうし、資金があっても投資には興味がない人もたくさんいるのだと思います。
「静かなブーム」でいいじゃない
「投資熱」は、この2割の人ではそれなりに盛り上がっていて、8割の人は盛り上がってないのが現状でしょうか。
投資をしている人だって、リアルの友人・知人に「こんなに儲かってる」などと言わないもので、投資熱は伝播しにくいもの。
むしろ積極的に勧めてくる人は、何か怪しく感じてしまいますし。
ネット・SNSでは盛り上がれますが、それも一部の人の集まりの中だけなので外からは見えにくいですね。
つまり「静かなブーム」ってやつかな、と。
血眼になってやりだしたら危ない
投資熱が盛り上がりすぎて、血眼になって投資(投機?)をする人が増える方が怖いです。
特にiDecoや新NISAでの投資は、長期投資が推奨されているわけですし、あまり熱っぽくならずに、冷静に投資していくのが正解では。
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額は昨年中に5兆円を突破したそうですし、十分盛り上がっていると感じます。
バレンタインやハロウィンのように、「皆がやっているから自分も」というレベルまで投資熱が高まれば…と考える人たち(それで儲かる人たち)もいるでしょうけどね。
