今年初の年金支給日に年金生活者は
14日は今年初めての年金支給日でした。コメや野菜などの物価が高騰するなかで、年金で生活している人はどうやって暮らしているのでしょうか。
今年初めての年金支給日だった2月14日に、都内の格安スーパーを中心に年金生活者から話を聞いたレポートです。
「極限節約」となっていますが、登場する年金生活者の年金額や購入するものはピンキリ。
安売りとは言え高いヨーグルトドリンクを買っていたりして、節約しつつも健康には気を遣っていて、極限とは程遠く感じます。
ただ登場した人の年金受給額は一般の平均より少なく、米や野菜の物価が高止まりしている中で節約を迫られている人が多いのは間違いないですね。
75歳の元トラックドライバーは
その中で、75歳の元トラックドライバーの男性は半額のパンを買いだめしてたり、電気代節約のため手洗いで洗濯してたりと、「極限節約」と言えるかも。
年金額はわかりませんが、都内の賃貸住まいだと住居費がそれなりにかかってそう。
年金受給額が少ない人ほど食費の割合が高いとするなら、米や野菜の物価高騰の影響を最も受けているのは年金受給額が少ない人ですかね。
年金額の改定は6月支給分から
物価高騰に対して年金額が全く変わらないかというとそうではなく、令和7年度は1.9%の増額が6月支給分から行われます。
令和6年の消費者物価変動率+2.7%に対し、名目賃金変動率が+2.3%のため、名目賃金変動率の+2.3%にマクロ経済スライドを引いて1.9%の増額となるそうです。
働いている人の賃金も物価上昇に追いついていない実質マイナスだし、年金は物価スライドでさらにマイナスという現実。
米や野菜の上昇率がこれよりも遥かに高くなっている現状では、年金生活者は節約に勤しむ日々が続きそうです。