年金30万で悠々自適な老後生活だったのに…
長年苦労して勤め上げ、安定した年金と貯蓄を手に入れた宮本さん(仮名・72歳)。悠々自適な老後生活を送っていましたが、気づけば毎日同じような退屈な日々。そんな時、友人の誘いに軽い気持ちで応じたことが思わぬ事態へと発展します。
年金30万で悠々自適な老後生活のはずが、「退屈しのぎ」で始めた競馬にのめり込んで老後資金まで注ぎ込んでしまったというお話です。
「いつか勝って取り返せる」などと言ってますが、依存症になっている人は、仮に運良う取り返してプラスになったとしても辞めないでしょうね。
合法ギャンブルは趣味の範囲でやるならいいのですが、最近芸人が事情聴取を受けて話題になっているオンラインカジノなど、違法なものを含めて簡単に始められて気がついた時にはのめり込んで抜け出せなくなるリスクがあります。
「暇つぶし・退屈しのぎ」が必要な時点で危ない
そもそも、「暇つぶし・退屈しのぎ」が必要な時点で、あまりいい老後生活ではないのですよね。
人間、暇だとろくなことをしないとか言われますし、退屈は孤独にも繋がっています。
娯楽費の範囲で楽しめる趣味を持っていればいいですが、老後に退屈を感じてから趣味を探しだすのは遅いくらいかも。
そもそも「暇つぶし・退屈しのぎ」って、消極的にやってるだけで楽しめてない感しかありませんし。
退屈しのぎで始めたものが楽しくなって趣味として継続的に続けられてばいいでけどね。
「暇つぶし・退屈しのぎ」にお金が必要な人のリスク
現役時代から休日には「暇つぶし・退屈しのぎ」を探していたような人は、ずっと休みになる老後について考えておかないと。
さらに「暇つぶし・退屈しのぎ」にはお金がかかるもの、という認識を持っている人は老後資金が足りなくなる危険が高くなります。
お金がかからない暇つぶし・趣味を一つ持っておくのがいいのですけどね。
お金がかかる趣味では、ギャンブルやソシャゲ(の課金)はのめり込まないよう注意が必要ですね。
もちろん違法なものは絶対ダメですし、それ以外の依存症にも気をつけましょう。