倍近く値上がりしている意外な食品
収入が上がらないのに、続々と食品メーカーから値上げが発表され、ついに昨年のエンゲル係数は28%を上回るという異常事態に。食い止めるための家計防衛策とは!?
実は倍近く値上がりしている意外な食品として、2005年から支出が80%増えている「乳製品」が挙げられています。
ただこれ、家庭における支出額が増えているという意味であって、必ずしも値上がりしていることを表しているわけではありません。
消費量が増えた結果、支出額が増えているだけかもしれないわけで。
確かにチーズなどは値上がりした印象はありますが、2倍近くにまで上がったかというとそこまでではない印象です。
コーヒー豆はここ数年で倍に
一方、コーヒー豆の値上がりはここ数年で一気に進んで、私が買っていた商品(レギュラーコーヒーの粉タイプ)は、実際に2倍以上になってしまいました。
コーヒーは間違いなく倍近く値上がりした食品ですが、20年ではなくここ数年ですね。
ちなみに2025年1月の米類の値上がり率は昨年同月比で70%超えだったそうで、これこそ倍近い品目になってしまってます。
パン類の値上がりも続いているので生活が苦しくなっていると感じますねぇ。
エンゲル係数は他国と比べてもしょうがない
日本のエンゲル係数は上昇を続けて28.3%になっていますが、エンゲル係数が低いアメリカ・ドイツ・韓国と比べて「諸外国に比べ日本の高さは突出」というのは、ちょっと違う。
元より国によって大きな差があって、フランスやイタリアなど他にもエンゲル係数が高い国もあり、日本だけが突出しているわけではありません。
ただ、ここ数年は日本の上昇率だけが高く、トップに出てしまったのは事実。
日本のエンゲル係数の推移を単体で見ても、生活が苦しくなっているのがわかるので、それで政策を打ってもらえたらいいんです。
備蓄米の放出はもっと早いタイミングで「やるぞ」という姿勢だけでも見せておけば良かったのに、と思いますけどね。