老後のお金の「賢い」使い方
鎌田實医師と荻原博子の対談本『お金が貯まる健康習慣』からの記事です。
「昭和世代はお金を使って楽しむことが苦手な人が多い」と言われると、どうなんだろう?
この「昭和世代」とは、おそらく団塊の世代を中心とした現在高齢者になっている戦中から戦後の昭和を生き抜いてきた世代を指しているものと推察します。
日本人は貯金好きだと言われてきた世代だと思うので、使わず堅実に貯めるのが好きというイメージになるのは当然かな。
男性については、仕事一筋でお金を使うような趣味を持っていないというのもあるかも。
下の世代と比べると…
一方、下の世代、特に「さとり世代」と呼ばれる昭和末期の1980年代後半から2000年代前半に生まれた世代は、失われた30年を過ごしてきた中で、昭和世代以上にお金を使って楽しむことをしない世代ではないかと。
団塊の世代はバブル期も経験をしているわけで、その経験は人によって違うとは思いますが、さとり世代よりはお金を使って楽しむことを知っているはず。
それでも先々の不安から使えなかったり、子どもが心配で遺してやりたいと思っていたりするのかもしれません。
「長生きのごほうび」でお金を使えるか?
「定年まで一生懸命働いてきたごほうび」で、定年直後に旅行したり買い物したりする人は珍しくはないでしょう。
ただあまりにやりすぎると老後破綻するぞ、と警鐘を鳴らす記事もありますし、ほどほどにしないといけません。
「長生きのごほうび」も同様ですが、じゃぁどれくらいまでならいいのかがわかりにくいからあまりできない人が多いのではないかと。
むしろ長生きするほどお金の心配は増えていくものですからねぇ…
無理して使わなくてもいいと思いますが、せっかくなのだから予算を立てて自分の楽しみのために使っていくくらいがいいかもしれません。