SNSの投稿で投資判断してはいけない
トランプショックの影響で株価が大きく下がっており、SNS投稿には様々な声が飛び交っています。
あくまでSNSですからそれが本心かどうかわかりません。「新NISAを損切りした」という投稿をみて、真似をするのは確かに危険ですね。
でも日常生活のメンタルに悪影響があるのであれば、損切りは正解だと思います。かなり長引く覚悟が必要そうですから。
「新NISA 損切り」で検索してみたら
実際にどんな投稿があるのだろうか、と思いX(旧Twitter)で「新NISA 損切り」で検索してみたところ、新NISAでの積み立てを続けた者が「労働から解放されて自由を手にする」、という損切り批判の投稿を目にしました。
長期投資という観点で投資を続けるのは間違ってないし、それによって資産を築ければ労働から解放されて自由を手にできる可能性が高くなるのも事実。
しかしながら、「労働から解放されて自由を手に」を切望している人がどれくらいいるのかな?というのは疑問です。
FIRE指向の人は増えているとは言え、新NISAで投資を始めた人はFIRE指向の人ばかりではありません。
新NISAで投資を始めた人の中で、この言葉が刺さる人はそう多くはないのでは、という印象です。
労働観は人それぞれ
労働観(いつまで仕事を続けたいか)については、大きく3つに分かれると思います。
- 労働はできるだけ早く辞めたい(FIRE指向を含む)
- 身体が元気なうちは労働を続ける(暇を持て余す方が苦痛)
- できるだけ働きたい(仕事が好きで積極的)
1についても、お金があれば何歳でもリタイアしたいという人ばかりではなく、早く辞めたいけど世間体の方が気になるから辞められないとか、「子どもが独立するまでは」という人も含みます。
自由を手にすることが素晴らしい、というのは自由になったらやりたいことがある人の考え方であって、2のタイプには刺さりません。
以上から、「労働から解放されて自由を手に」という言葉が刺さる人はまだまだ多くはないのだろうな、という印象を持っています。
今のトランプ大統領をどう評価しているのだろう?
4月19日には、トランプ大統領に対する抗議デモが全米各地で行われたそうです。
またCNBCが行った世論調査では、支持率が下がり不支持率の方が上回っています。
アメリカの投資家、特にFIREの本場でFIREを目指して投資をしている方々が、トランプ大統領をどう評価しているのかが気になります。
早期リタイアを目前にしながらトランプショックを食らって延期になった人は、恨んでいるかもしれませんね…