SNSで暴れる「読解力のない人」
ネット上での文字でのやりとりにおいて、誤解を生む言い回しや読解力のなさなどによる行き違いから、喧嘩腰になったり炎上になったりは昔からあることです。
かつてはPCからしかアクセスできなかったものが、今ではスマホによって人口が増え、SNSで(リアルで)知らない人とのやりとりも増えました。
そうなるとトラブルが増えるのも当然のこと。
そういう意味でも、SNSを控えた方がメンタルへの悪影響を避けられますね。
誤解を生まない注意も必要
「読解力のない人」がいるのは事実で、「これは◯◯という意味なのか?もしそうならば~」と相手に確認せず突っ走ってしまう人はいます。
ただ、元が誤解を生みやすい表現のケースもありますから、「読解力のない人」だけの問題とも思いません。
これは私もブログを書いたりSNSに投稿したりする時に注意を払っているつもりですが、完璧にするのは不可能です。
注意書きをしっかり書いてもそれを読まない人が一定数いる、というのもよく言われていることですから、行き違いは避けられないものだという覚悟は必要ですね。
こんな時代に『歎異抄』が響く?
こんなSNS全盛期に、鎌倉時代後期に書かれた仏教書『歎異抄(たんにしょう)』が響くかもしれません。
「言い争いに近づいてはいけない」「理論で論破してはいけない」「誤解を生む議論を説いてはならない」「誤解や行き違いはある」…まさにSNSを使う上での心得みたいです。
昔から宗教の教え・解釈では言い争いが絶えなかったのでしょうね。
人間は昔からあまり変わってないというか、ネット上ではさらにそれが悪化しているのか、あるいは可視化されたからなのか…
確かに、今のSNS全盛期における普遍的な生き方のヒントになりそうですね。