投資に向いている人・向いていない人
投資で成功する人・失敗する人はどこが違うのか。FPの黒田尚子さんは「投資で成功できる人は、正しい金融知識を持ち、儲けようとがっつくことなく、バランス感覚のある人だ」という――。
国は「老後2000万円問題」を煽りつつ「貯蓄から投資へ」を進めようとしていますが、投資に向いている人と向いていない人がいるので、全ての人に投資を勧めるのは無理があります。
また向いている側の人でも投資手法によりますね。
そういう意味で自分のリスク許容度を見極めるのが大切だというのはその通りだと思いますが、やってみないとわからないというのもありますわな。
オルカンこそ「定食」ではないのか?
人気のS&P500やオルカンに一極集中している人は「パスタ」「丼」派だとしていますが、この喩えはまったくしっくりこないです。
S&P500はともかく、オルカンは色んな国の料理が入っているのだからまさに「定食」ではないでしょうか。
自分で色んな金融商品を選ぶのは、バイキング(ビュッフェ)形式ですよ。
バイキング形式では色んなものを少しずつ選ぶ人もいれば、好きなものだけ選ぶとか、原価が高いものばかり山盛りにするとかする人もいます。
NISAで投資している人が、S&P500やオルカン一択になっている現状に一家言あるのでしょうけど、喩えが下手すぎですね。
オルカンもアメリカの比率が高くて偏っているという問題点があるのはわかりますが。
何を取ればいいか悩んだ人からの相談がFPの仕事になりますから、S&P500やオルカン一択は苦々しく思っているのかもしれません。
商品選びのための手間や時間がもったいないから、S&P500やオルカン選ぶ人が多いのが現実かと思いますが。
残高の数字を眺めるのが唯一の幸せ
「残高をみながらニヤニヤ」するような、残高の数字を眺めるのが唯一の幸せタイムの老後になることをもったいなく思っているようですが、本人が幸せならそれでいいのでは。
その残高で安心は買えているでしょうし。
投資に冷ややかな人から見れば、ただ増やすことだけに意識が向いている投資中毒的に見えてもしょうがないですけど。
私も残高を見たら、「まだこのままの生活続けられそう」とニヤニヤ半分ほっとした気持ち半分になります。
時々しか見ないようになってるから、中毒レベルとしては低いかもしれません。