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年金は消えてないが…遺族年金は誤解が多いのか?

まさかの遺族年金額

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幻冬舎の「資産形成ゴールドオンライン」では、遺族年金が思っていたのよりずっと少なくて老後破綻の危機…という感じの記事が増えていますね。

ねんきん定期便には遺族年金がいくらもらえるのかは書かれてないから、自分で計算しておくしかありません。

実際どうなのかわかりませんが、遺族年金については誤解やよくわかってない人が多いのかもしれませんね。

遺族年金の誤解のパターン

夫に先立たれた妻が65歳以上でもらう遺族年金の誤解のパターンは、以下の3つが多いんですかね?

  • 夫の年金全体の4分の3と誤解(正解は夫の老齢厚生年金(報酬比例部分)の4分の3)
  • 繰り下げ受給額の4分の3と誤解(正解は65歳からの受給額の4分の3)
  • 妻も厚生年金がある場合、自分の厚生年金に加えて遺族年金が貰えると誤解

今回の記事はこの2番目ですね。

夫の年金は基礎年金も繰り下げで増額しているため、貰っていたのが33万円とかなりの金額。

そこに妻の基礎年金を合わせて約40万円(手取り33万円)だったというのですから、それがいきなり約17万円(遺族年金約10万円)は少なく感じるのも無理はない。

しっかり遺族年金の金額を調べておいて、覚悟ができていればまだマシだったかもしれません。

でも手取り額はほぼ半分

ただ、遺族年金約10万円と基礎年金を合わせて年金受給額が約17万円だとすると、これに所得税はかかりません。

遺族年金は非課税であり、基礎年金だけなら公的年金等控除の範囲内ですから。

独身で約17万円の厚生年金を貰う人よりも税金は少なくて済みます。

夫婦時代の手取りが合わせて33万円だったとするなら、約半分になった計算です。

贅沢をしなければ十分生活ができるでしょう?としか言いようがない額なので、全く可哀想な気持ちが湧いてこないエピソードでした。

むしろ、71歳を過ぎてから年金受給を開始してからわずか3年ほどの74歳で亡くなった夫の方が不憫です。

悠々自適な老後を手にいれても、それがいつ終わるかわかりません。楽しめる時に楽しんでおかないといけませんね。

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