サラリーマン妻の特権を奪ったら年金改悪か？
元の記事はタイトルに「無職の専業主婦」「年金半額案」を入れたことで、煽り記事として成功したということですかねぇ。
私は年金の第3号被保険者は実質フリーライダーになっているの早く改善した方がいいと思っています。
専業主婦は「子供が育てているから当然」という制度でしたが、子供がいる・いないにかかわらず専業主婦というだけで「年金保険料タダ」な仕組みは不公平でしかありません。
まぁマスコミが「負担増」などと煽るのは予想していたことですけど。
「まずは保育園全入」はごもっともだけど
もしも専業主婦から基礎年金（国民年金）を徴収するのならば、働けるように保育園の待機児童解消が必要です。
逆言えば手当てすべきは小さな子供・未成年の子供がいる世帯に限るということ。
「専業主婦」という枠組みではなく、「（小さな）子供が居る世帯」という枠組みで、共働きやシングルマザー・シングルファーザーの世帯全てに、第3号被保険者のような補助をすればいいのです。
ただ第3号被保険者だけを廃止したら改悪ですが、子供がいる世帯では同じかプラスになるようにすれば、改善と言えるでしょう。
もちろん割を食う人（子供がいない人・子育てが終わった人）は出てくるので、「改悪だ！」という声は出るでしょう。
今まで貰ってたものを失うのは誰だって嫌なものですし。
言葉一つで炎上が加速する
「無職の専業主婦」は政府が公式に出した言葉ではありませんが、最近の政府の言葉やスローガンの選び方はもうちょっと考えたほうがいいのが多いですね。
「一億総活躍社会」とか「人生再設計第一世代」とかツッコミ・炎上を狙ったとしか思えませんから。
政治家がぽろっと喋った言葉でもなく、公式に出すような命名はもっとよく考えないといけませんね。
逆に「上級国民」みたいなスラングが流行っちゃうわけですしねぇ。
年金の場合は根深い不信があるからしょうがないのかな。厚生労働省は最も課題と問題を抱える省庁になってしまったので分割した方がいいのでしょうか。
