日本はハラスメント大国
学校のいじめの認知件数が平成23年度(2011年)から大きく増えています。
しかしこれは、いじめの件数自体が急増したわけではなく、これまでいじめと捉えていなかったものまで報告を上げるようになっただけのこと。
昔から日本はハラスメント大国でそれが認知・報告されるようになっただけですよね。
ブラック職場での暴力や罵倒もパワーハラスメントの一種ですが、「ブラック企業」という言葉が広く認知されたのは2013年です。
それでもブラック企業はまだまだ出てきますし、暴力や罵倒を受けることが当たり前だと思いこんで、表に出ていない職場は山ほどあるでしょう。
アルバイトが休みたいと申し出たら「代わりを探してこい」というのもパワハラにあたると思いますが、こんなの当たり前にありますからねぇ。
ハラスメントの定義次第で認知件数が変わりそうなので、このランキングは参考程度にしか見れません。
ブーケトスは「独身ハラスメント」
テレビを観ていたら、「結婚式のブーケトスは独身ハラスメントだからしなくなった」という情報がありました。
独身の女性が必ず結婚したいと思っているわけじゃないし、年齢が高いとわざわざ独身と晒されるのは嫌なのもあるでしょうから、減っているのも当然ですかね。
代わりとして、みんなで風船を飛ばしたり、お菓子を撒いたりするそうで。
お菓子を撒く(配る)のは結婚式が派手な愛知県・岐阜県などで昔からある風習なので、一周回った感があります。
「独身ハラスメント」だと正面から怒る人はいないと思いますが、出席してくれる人に喜んでもらえる趣向にした方がいいですね。
広義のハラスメントが増えすぎ問題
一方、なんでもかんでも自分が嫌だと思ったら「ハラスメント」だと騒ぐのもどうかと思います。
些細なことでもハラスメントというのは、ハラスメント・ハラスメントになるのかもしれません。
マスコミが逮捕された容疑者の職業を伝える時、リタイアした人でも専業主婦でも「無職」と称するのは「無職ハラスメント」だと訴えれば、辞めてくれるかなぁ?