悩ましい「テレビ会議のマナー」
新型コロナで急に在宅勤務になり、自宅からテレビ会議をすることになって慌てた人も多いかもしれません。
後ろに変なものが映り込まない角度を探したり、どんな格好ならおかしく見えないかを考えたり。
それは日本だけの話ではなく、急激に増えた自宅からのテレビ会議のせいで、上着やシャツだけが売れているとか。
どんな服装にするのか、どの程度のメイクをするのか、新しいツールだけに難しいですね。もちろん職場によるので何が正解かなんてはっきりしませんし。
マナー屋が窮屈な「テレワークマナー」を作りだす
しかし、マナーあるところにマナー屋(マナー講師)の仕事の種があるもの。
彼らにとっては、新しく細かいマナーを自分たちで作り出し、それを知らない人に対して「知らないと恥をかくマナー」として広めると儲けになります。
最初は「○○の方が無難」と言い、次第に「××はNG」「△△はマナー違反」になり、どんどん細かく、窮屈にしていきます。それっぽい理由があれば何でもよし。
電子メールがビジネスシーンで普及したのはここ二十数年のことですが、「メールのあて先が役職順に並んでいないのはマナー違反」といった細かいマナーが出来ています。
まだ定まっていないテレワークのマナー、特に自宅からテレビ会議をする時のマナーについて、これからいくらでも作れるわけですね。
「テレビ会議の上座」は本当に出来そうで怖い…(;´∀`)
「上司より先に切ってはいけない」なんてのは既にあるかも。
テレビ会議でこだわるべきはマイクだと思う
今後、テレビ会議のマナーは色々作られていきそうですが、本当に気を遣うべきはマイクではないかと思います。
最近、通話しながらゲームすることがあるのですが、マイクの質が重要だとわかりました。
相手によく聞こえなくて、聞き返されるようでは会話がスムーズでなくなるのでよくありません。
もちろん、服に擦れるなどのノイズを出さないように気をつけるのも大切。会議通話の支障になるようなことをしない、これが最も必要なマナーですから。
でも、多人数の通話だと同時に発声して「どうぞどうぞ」という譲り合いになることもしばしばです。
譲り合いの気持ちが一番大切かもしれません。