年金暮らしでカラオケ、パチンコ三昧の落とし穴
「2000円で歌い放題」といっても、ほぼ毎日通っていれば、月に5万~6万円にはなる。「年金博士」こと、社会保険労務士の北村庄吾さんは、「寿命を縮める趣味」とバッサリ。
コロナ禍の中でわかったことの一つは、「高齢者でカラオケをやめられない人がいる」ということでしょう。
カラオケを置いた飲食店で発生したクラスターで感染した高齢者が多かったわけで。
平日昼間にカラオケボックスを利用するなら、もう少し安く済ませられると思いますが、カラオケ喫茶・スナックなどに毎日通うと相当な額になります。
コロナがなければ健康上悪くなかったのかもしれませんが、財布への影響は大きい。
パチンコを始めとするギャンブルについては、(気づかないように偽装した)「落とし穴」なんてもんじゃなく、目の前に開いた大きな穴でしょう。
でも、若い頃からハマって依存症みたいになっている人は、そう簡単に他の趣味に変えられるわけではありません。
山登りは危険が伴うのでオススメできない
一方で記事では「散歩やランニング、山登り」を初期投資以外でお金がかからず、健康にもいい趣味として推奨していますが、山登りについては疑問です。
いや、いわゆるピクニックレベルならいいんですけど、経験がない中高年が本格的な山登りにハマると大変です。
知識や経験不足の中高年の事故が増えて、対応に苦慮していたわけで。
新型コロナの影響で、去年の夏は山(エリア)によっては遭難事故が増えているところもあったようですし。
山登りは遭難すれば寿命が尽きる可能性があるし、そうでなくても救助が大変だし、オススメするものではないと思うわけです。
お金のかからない趣味は現役のうちから
ギャンブルもカラオケ喫茶・スナック通いも、現役時代からしていた人が、老後時間をつぎ込んでしまうことはあっても、老後から始める人は少ないでしょう。
現役時代からやってた人が、時間を持て余す老後にたっぷりやろうとしてもお金が足らなくなるので、別の趣味を見つけないといけない、という話です。
現役時代からお金のかかる趣味の他に、お金のかからない趣味も持っておくのが理想的です。
山登りだって現役時代から経験を積んでおけばより安全に楽しめるわけで。まぁ時間がないと中々チャレンジしにくい趣味ですけれど。
このままコロナ禍が続いたり別のパンデミックが起きる可能性を考えると、家に引きこもって楽しめるお金のかからない趣味を持っておくのがベストかな?