貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

今年いきなり「年金見込額が増えた!」と感じるカラクリ

「ねんきん定期便の年金額がドーンと増えた!」

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かつて会社勤めだった50代の専業主婦は、今年度の「ねんきん定期便」に注目したほうがいい。記載された年金額が昨年度より増えている人が数多くいるからだ。大きい会社に勤めていた人ほど、その可能性は高くなる。増額のカギは「厚生年金基金」への加入の“有無”である。

これまで、50歳以上の人に送られる「ねんきん定期便」の年金見込額には、「厚生年金基金の代行部分」を含まない金額が記載されていました。

実際に受け取る年金額は、「厚生年金基金の代行部分(2階部分=報酬比例部分の一部)」や、「厚生年金基金(3階部分)」が加わるのでもっと多くなります。

しかしそのことを知らずに「自分の年金額が少ない」と感じるのに注意、という指摘は私も過去の記事で行っています。

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ねんきんネット」では含んだ年金額が見れるので、「ねんきん定期便」に書けない理由もわかりませんでした。

50歳未満の人には「厚生年金基金の代行部分」を含んだ年金額が記載されるというのもさらに謎でした。

今年度から「厚生年金基金の代行部分」も記載

それが今年度から変更になって、50歳以上でも「厚生年金基金の代行部分」を含んだ年金額が記載されるようになったと。

ネットで調べられない人からの問い合わもあったろうし、それがなくなれば日本年金機構の仕事が減っていいことですね。

というか、最初からそうしておけやとしか思いませんけど…

老後の生活設計は自分の年金額を把握することから

厚生年金基金の代行部分」があるかどうかは勤めていた会社によりますが、いずれにせよ50代以上の人が老後の生活設計をするためには、自分の年金額の把握は欠かせません。

年金額を把握することで、ある程度の目減り(インフレ率ほど年金額が増えないなど)を考慮にいれたり、繰り上げ・繰り下げ受給を考えて、いくつかの試算ができます。

場合によっては、60歳から年金を受取るのも選択肢の一つになってくるので、50代の人にとってはそれほど先の話ではありません。

90分でわかる! 年金のきほん