結婚しないことに理由は必要なのか?
ずっと単身でいること、結婚しないことに理由は必要なのだろうか。ノンフィクション作家の吉川ばんびさんは「世間では独身者より既婚者を持ち上げる風潮がある。だが、どちらの生き方も本人が納得して選択したのならば、他人が口を挟む問題ではないはずだ」という――。
男女限らず独身者への風当たりはきついものがあるし、「結婚できない人」という何か問題を抱えている人の扱いをされがち。
当の本人が納得しているなら他人が口を挟むべきでない、というのはごもっともです。
とは言え、「寂しくない?」「老後どうするの?」などと心配されたりするものですねぇ。
未婚女性は既婚女性より長生き
長生き=幸せと単純には言えませんが、不幸だと長生きできないもの。
未婚者と既婚者の死亡年齢を比較してみると、男性は未婚者が長生きしていないのに、女性は未婚者の方が長生きというちょっと不思議なデータがあります。
『日本の未婚男性は長生きしないのに、女性は既婚より未婚の方が長生きする不思議』
このデータからは独身の男性は寂しくて不幸かもしれませんが、女性はそうではないのかも。寂しくて不幸でいながら長生きしちゃったら最悪でしかありません。
「結婚すれば幸せになれる」なら離婚数はもっと少ない
他人から「結婚すれば幸せになれる」と身勝手に言われるのもあるあるですが、生涯離婚確率は約25%というデータを示した記事がありました。
何度も結婚・離婚を繰り返す人がいるので、初婚の4組に1組が離婚をするという意味ではありませんが、かなり高い数字です。
私の周りでも離婚しちゃった人は結構いるので驚きはしませんけど。
「結婚すれば幸せになれる」と言ってくる人にはこの数字を突きつけて、「お宅は大丈夫?」と言い返すのが良いかもしれません。
50歳の未婚率(生涯未婚率)もどんどん上がり、少数派ではあるものの珍しい存在ではなくなったので、他人からあーだこーだ言われることが減っていけばいいですね。