モデル世帯の年金は月13万円まで減額?
今(令和3年)、余生を送る高齢夫婦2人は、月21万円ほどの年金(厚生年金)をもらっています。しかし、厚労省の試算だと、今後このモデル世帯の年金は月13万円まで減額される見通しです。
モデル世帯の夫婦の年金が月13万円!?
国民年金(基礎年金)を満額で貰ったら月6万5千円。満額で貰っている夫婦なら月13万円なので報酬比例部分がゼロになる計算じゃないか…
将来の年金は今よりもずっと減額される(マクロ経済スライドによってそうなる仕組みがあるため)のは間違いないとは思いますが、厚生年金が国民年金と変わらないレベルになるほど減るとはちょっと信じがたい。
男性個人が月13万円に減額されるのは覚悟すべき
現在、厚生年金を受け取っている人の平均受給額は約14.4万円です。
ただし男女別で見るとかなり差があって、男性が約16.5万円、女性が約10.3万円となっています。
この男性の平均16.5万円が13万円くらいに減るのは覚悟しておいた方がいいと思っています。
今の若い人だと非正規の割合が増える分、平均の数字はさらに下がるかもしれません。
逆に女性は男性並みに稼ぐ人が増えれば平均値は上がる可能性はありますが、日本では難しいかなぁ。
月13万円で楽しい老後は送れるのか?
では仮に夫婦2人が月13万円の年金を貰うとしたら、それで楽しい老後は送れるのでしょうか?
持ち家があれば贅沢をしなければ暮らしていける程度ですかね。(持ち家の修繕費は貯金から出すものして)
しょっちゅう外食に行くとか、毎月のように旅行に行くとか、お金のかかる趣味はできないでしょうね。
クルマを持つとしても高級車は無理でしょう。もちろん都会で駐車場を借りるのも無理。自宅に駐車スペースがあるならなんとかなるくらい。
一方、単身で月13万円とすれば、都会の賃貸住まいはかなり苦しくなりそう。郊外や地方の安い賃貸でも贅沢はできないでしょうね。
節約生活を極めた人なら余裕を持って生活できると思いますが、誰にでも出来るものではありませんし。
月13万円で楽しい老後を送るのは難しいでしょうけど、老後破産しない程度の節約力は身につけておいた方がいいと思います。