「孤独」を幸せに変える方法
「幸せな孤独」を実践している人は、深い孤独感に囚われないもの。そして、そんな人を幸福学の観点から分析すると、「うけいれる=自己受容」「(自分を)ほめる=自尊心」「らくになる=楽観性」という3つの考え方のベクトルを備えていることがわかるのだといいます。
「幸福学」の第一人者・前野隆司教授が分析した、「孤独でありながら幸せな人に共通する要素」は以下の3つ。
- 「うけいれる」(自己受容)
- 「ほめる」(自尊心)
- 「らくになる」(楽観性)
この3つはよくわかります。
私の場合「ほめる」はほとんどしていませんが、「うけいれる」と「らくになる」で成り立っているようなものですから。
受け容れることが第一歩
決して「孤独=不幸」ではないのに、「孤独=不幸」というイメージから脱却できないと孤独を受け容れられなくて苦しみます。
そうすると褒めることも楽観もできなくなってしまいます。
でも周囲の人の言葉や目を気にしたり、他人と較べてしまうと受け容れ難くなってしまう。
特に独身は親からのプレッシャーもありますからねぇ。第一歩である「うけいれる」のハードルは高く感じるかもしれません。
「うけいれる」=「あきらめる」と捉えることもできますし。
3つの考え方は何にでも言える
この3つの考え方は「孤独」に限った話ではありませんね。
世間で不幸のイメージを持たれがちなこと全てに通用します。お金がない、コンプレックスがある、などです。
お金がないなどは若いうちから諦めてしまうのはよくありませんが、ある程度の年齢になったら受け容れることも必要。
老後資金が足りないと過度に不安にならずに楽観的に考えた方が幸せになれるし、なんとかしなければとリスクの高い投資に手を出したらもっと不幸になりかねません。
「青い鳥症候群」に陥って幸福を追い求め過ぎて不幸になるパターンです。
そこに至るまでに色々と時間・お金・労力をかけているほど、サンクコスト効果で受け容れにくくなるものですけどね。
私だって婚活に時間とお金と労力を費やしていたら、孤独を受け容れきれないでいるかもしれません…