貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

古紙回収量が減っているのは良いことだと思うけど

PTAが古紙回収をやめられない理由

president.jp

ノルマや会合の多い旧態依然としたPTA活動をスリム化することは可能なのか。2児の父である専修大学法学部教授の岡田憲治さんが東京都内の公立小学校でPTA会長を務めた3年間の苦闘の日々をお届けしよう――

PTA活動で古紙回収をやると長期の予定を立ててしまっているから、急に変更はできない、と。

まるで動き出した公共事業は、その後にいくら予算が膨らんでも続けるという日本あるある的なものを感じますねぇ…

環境が変わったら即座に転進(ここでは敢えて撤退とは言わない)すべきなのに。

ポイント制度があるからやらざるを得ない。ならポイント制度の中身を変えればいいんでしょうけど、それがさらに大変なんでしょうね。

リサイクルは教材として良いけれど…

PTA活動で古紙回収を行うのは、子どもと一緒にすることで環境・リサイクルについて考える機会にできるメリットがあるからでしょう。

だからその活動で得られるお金が労力に見合ってないとの批判は一面的なものに過ぎません。

とは言え、あきらかに時代遅れになった活動は見直さないと。これは数年前に問題提起されたプルタブ回収運動と一致します。

www.yutorism.jp

プルタブ回収はポイ捨てが問題になった引っ張って分離するプルタブの時代は必要なことでした。

しかし現在のステイオンタブという技術革新によってプルタブ集めの必要はなくなったのにまだ続けてしまうというダメさ。

ノルマのために新聞を取ろうと考えてしまうのも同様に本末転倒すぎます。古紙を出さずに済む方が良いことですから。

古紙回収量は減っている

実際、紙の新聞や雑誌の販売数量が減少していて、古紙回収量も2007年の2330万トンをピークに右肩下がりで、2019年には2000万トンを切っています。

参考:『崩壊に瀕する古紙リサイクルシステムへの対応 :産業組織論的な考察と解決策

古紙回収率は80%を超えて頭打ちになってるレベルですから、今後も古紙回収量はどんどん減っていくのでしょうね。

古紙回収率は高い方がいいですが、そもそも古紙はできるだけ出さない方がいい。3Rの一番最初にくるのは「Reduce(リデュース)」ですからね。

紙をリサイクルするよりも、そもそも紙の新聞や雑誌を買わない(電子化)のが環境には一番いいのです。

でもReduceではPTA活動にならないので、古紙回収やプルタブ集めの代わりとなる何かを見つけないといけませんけど…

環境の変化に迅速に対応する」ことの大切さを子どもたちに教えた方がいいのかも?

追跡!ごみのゆくえ 古紙