昔ながらの仕事のあり方に幻滅
現時点で26歳以下のZ世代は、2025年までにアメリカの労働力の約27%を占めるようになると見込まれている。いわゆる"大退職"をリードしているのもこの世代で、彼らは昔ながらの仕事のあり方に幻滅している。仕事は"9時~5時"という形である必要はないと考えているし、仕事は必要な時間内に終わらせて、あとは自分のための時間だと考えている。
「1日8時間労働、週5日労働(フルタイム労働)」が正しい働き方とする「昔ながらの仕事のあり方に幻滅」という点は激しく同意します。
日本の場合は、その正しい働き方をする人を「正社員」として優遇して、それ以外を「非正規」だとしてそれを理由に低賃金に抑えるからなおさらです。
「ワークライフバランス」の認知度が上がっているとは言え、未だに仕事が人生の中心、少なくとも人生の時間のスケジューリングでは仕事を最優先に考えがちだし。
新型コロナが引き起こした「大退職時代」
こういう考え方を加速させた要因は、コロナ禍が引き起こした「the Great Resignation(大退職時代・大量退職時代)」です。
日本に「大退職時代」は訪れないかもしれませんが、若い世代に広がる「FIREブーム」は昔ながらの仕事のあり方に疑問を持つ人が増えていると感じます。
自分の人生がフルタイムの仕事
短い時間しか働かない、あるいは仕事を全くしないで遊ぶ、に対してはまだまだ世間体が気になったり、罪悪感を持つ人が多いかもしれません。
でも「自分の人生がフルタイムの仕事」と考えると、罪悪感は薄れていいですねぇ。まぁ私は働かないことに罪悪感は持ってないですけど。
家事だって仕事・労働だし、そもそも生きるということが人間に与えられた仕事なのだ、と考えればいい。
報酬を得るための労働は生きる仕事の一部と捉えればいいですね。
若いうちからそう考えて人生を歩んでいけるZ世代に嫉妬する気持ちはわかります。どんどん変えていって欲しいくらいです。