人口が最も多い年代は「45~49歳」
人口が最も多い世代は長らく「団塊の世代」でしたが、遂にそれが「団塊ジュニア世代」へと交代したようです。
「団塊の世代」の定義は「1947年(昭和22年)〜1949年(昭和24年)生まれ」で、戦後の第一次ベビーブーム世代。
「団塊ジュニア世代」は、「1971年(昭和46年)~1974年(昭和49年)生まれ」で、団塊の世代の子どもたちの第二次ベビーブーム世代。
人口ピラミッドでは団塊の世代が最も突出していて、次いで団塊ジュニア世代が突出する、2つのピークがあるイメージが強くありました。
2015年では団塊の世代が突出していたが…
国立社会保障・人口問題研究所のサイトにある5年ごとの人口ピラミッド図を見ると、2015年時点では団塊の世代が男女ともに突出していました。
これがよく見慣れた図ですね。
しかし2020年になると、男性は団塊ジュニア世代の方が追い抜いています。
団塊の世代にとっては70歳を挟む5年間でしたが、この5年間のうちにかなりの数の人が亡くなったと考えられます。
女性と較べると男性の方が早く死ぬのもよくわかります。
本格的な「多死社会」はこれから
しかしこれはまだ序の口で、これからどんどん「多死社会」になっていき、2038年~2042年頃がピークと見られています。
その前の5~10年間くらいは要介護者が最も多い時期になりそう。
70前後で亡くなってしまった団塊の世代の方は、年金の損得で言えば損になってるでしょうし、平均寿命から考えると早い。
ただ、長生きしたとて要介護者が溢れて要介護なのに介護を受けれられない状態になるのであれば、どっちがいいのやらと思ってしまいます。
自分が70歳になる25年後くらいはどうなっているのやら。その前に死んでしまうかもしれませんけどね。