世代別「経済的な幸せ」の調査
金融会社「Empower」は、2,034人のアメリカの成人を対象に、“経済的な幸せ”について調査。調査で、X世代とZ世代は、年間およそ13万ドル(約1,936万円)が幸福をもたらすには必要だと考えていることが判明。
そしてミレニアル世代が一番高い経済的基準をもっており、幸せを感じるためにはほかの世代の約4倍ある52万5947ドル(約7,834万円)を超える年収が必要であることが明らかに。
幸福を感じるために必要な年収、X世代(1965年~1980年生まれ)とZ世代(1990年代中期から2010年代初期生まれ)は約13万ドル(約1,936万円)。
日本の感覚だと少し高く感じますが、最近のインフレと円安がなければそれほどでもないかな。
ただミレニアム世代(Y世代、1981年~1997年生まれ)は52万5947ドル(約7,834万円)とX世代やZ世代とはまるで違っているのが謎です。
ミレニアム世代の純資産がすごい
ミレニアム世代は幸せを感じるための純資産も170万ドル(約2億5,330万円)を望んでいて、実際の平均も27万5413ドル(約4,100万円)というからすごいですね。
逆に言うと、27万ドルあっても満足できてないということ。物価が高くなっていますから、日本では純資産1000万円~2000万円の感覚なのでしょうか。
170万ドルも日本での1億円くらい、つまり「億り人」感覚なのかも。
他の世代はそこまで望んではいないようなので、なぜミレニアム世代だけが突出してしまったのかが気になります。
「ささやかな贅沢を気兼ねなく楽しみたい」
ミレニアル世代の62%が「毎日7ドル(約1,040円)のコーヒーを飲むような“日常的な”ささやかな贅沢を気兼ねなく楽しみたい」と考えているそうです。
毎日7ドル(約1,040円)のコーヒーが「ささやかな贅沢」と言われても…という気もしますが、日本で言えばスタバのラテを毎日楽しむ感覚なのでしょう。
いわゆる浪費の代表「ラテマネー」を我慢せず、ささやかな贅沢として楽しめるくらいの余裕があるということ。
毎日7ドル(約1,040円)のコーヒーを飲むのをやはり気兼ねしているから、こういう答えになるのでしょうかね。
「幸福を感じるために必要な年収」だけでなく、「不幸を感じずに済む年収」も合わせて調査したらどんな結果だったのかな…
などと自分で淹れた1杯15円(10セント)くらいのコーヒーを飲みながら思うのでありました。