文春記者の「タイミー潜入記」
週刊文春女性記者(28)による「タイミー潜入記」(全4回)です。
タイミーをはじめとするスポットバイトの仕組みは一部しか知らなかったので興味深く読みました。
名前ではなく「タイミーさん」と呼ばれるのは、都市伝説ではなかったようで。
仕事を直前でキャンセルした場合はペナルティがあり、それが一定の数字に達すると一時的にアプリ利用が停止されるとか、キャンセル率0%でしか応募できない仕事があるとか。
相互評価だけでなく店側には「ブロック機能」があったりと、いろいろな仕組みによってうまく回っているようですね。
セミリタイアして「タイミーで働く」はアリか
サイドFIRE ・セミリタイア後の働く手段の一つとして、スポットバイトで自分が暇な時だけ働くのもアリだとは思います。
週5日ではないにしろ、決められた曜日と時間に働くというのが嫌な人にとってはありがたい働き方です。
実際自分も考えています。株価低迷による資産減少とインフレが酷くなったら、考えざるを得ません。
50代のおっさんができる仕事があるのか、が心配ですが、実際にタイミー利用者の約半数が40代以上だそうで。
40代以上の利用者の中には、子育て中の主婦なども含まれていると思うので、一概に氷河期世代の問題ではないと思いますが、やはり衝撃的な数字ではありますね。
セミリタイア後に税金がかからない範囲で働くには向いているとは思います。
ミスをしても怒られず周りが尻拭いするだけ
しかし、ルポを読んでいると、「ミスをしても怒られず周りが尻拭いするだけ」という状況は気楽に働きたい人はいいけれど、正社員や常勤アルバイトの人にしわ寄せがいってる感が…
アルバイトにしろ正社員にしろ、求人にはお金がかかるけれど応募が来るとは限らず、来ても採用に手間がかかったりすぐに辞められたらまたお金がかかってしまいます。
スポットバイトはその費用がかからないのでいい点で、企業がこぞって派遣に飛びついた頃とよく似た構造ですね。
様々な事情で定職に就かない人や副業をしたい人には便利な仕組みではあるので、うまく回ってくれるといいんですが。