100年生活者調査~2025年定点調査~
ウェルビーイングの認知は5割以上でも、幸福度は6か国で日本が3年連続最下位
幸福度向上の鍵が、日頃の幸せへの意識とAI活用にある可能性を示唆
AIを「よく使う」のは1割だが、その層の7割は「幸せに良い影響」と回答
博報堂の100年生活者研究所による人生100年時代に対する意識調査の結果です。
日本の幸福度は5.9点で、対象6か国の中では最も低く3年連続最下位という結果ですが、これは控えめに答えている可能性もあります。
3年連続で数字はほとんど変わっていない(微増)なので、悪くなってないだけいいのではないかと。
中国は「100歳まで生きたい」が8割
日本は長寿国であるのに、他の国と比べて「100歳まで生きたい」が少ない方が気になります。やはり老後不安が大きいということかな。
中国は去年の調査と比べて、「100歳まで生きたい」と回答した人が増えていて、今回は8割を超えています。
中国は広いし、都市部と農村部でも生活や平均寿命も大きく違うと思います。どこで住む人が回答したかにもよるのでしょうか。
中国も経済的にはかつてのような伸びはなくなっていますが、幸福度にしても長生きにしても、ポジティブなのは間違いなさそうです。
AIを使ってる人の幸福度が高い
生成AIをよく使う人とそうでない人の比較では、生成AIをよく使う人の方が幸福度が高いという結果になっています。
これは「生成AIを使う人=知識・教養がある人=収入が多い」という相関かもしれません。
仕事で自分で意識して生成AIを使う人は、ホワイトカラーの方が多いでしょうし。
なので「生成AIを使えば幸福度が上がる」という単純な話ではないと思います。
もちろん、生成AIの活用によって、便利になった・自由になる時間が増えた、といったメリットを実感できると幸福度は上がるはず。
技術に振り回されず、うまく活用して自分の仕事や生活にプラスの影響を出せればいいですね。
気になるのは日本と世界の生成AI利用率の差でしょうか。私もあまり使ってないので他人のこと言えませんけど…