「生きにくい世の中だ」と慢性的に感じていると死に向かう
40代50代が迷っている。給与アップや出世の望みは絶たれ、「45歳定年制」「役職定年」「年収激減の定年延長」と暗い未来しか描けない。「働かないおじさん」以前に「居場所がない」のだ。約900人のインタビュー調査をした健康社会学者の河合薫さんは「この世代は若い頃の感覚のままの人が多い。すぐに意識変革をしなければ、絶望死の恐れがある」という――。
昭和の戦後~高度経済成長期と今とを比べて、今の方がずっと豊かな生活ができている、という意見を聞くことがあります。
高度経済成長前の日本は皆が貧しかったのも事実であり、その頃と比べればずっと豊かだろうと。(貧困が見えにくくなったのもあるが)
ただ、当時と比べて大きく違うのは、明日は今日より良くなっているという「希望」がないことでしょうか。
人によって希望に差がある「希望格差社会」でもあります。
日本はこの先どうなるんだという不安が「絶望」へと繋がっているように感じます。
白人低学歴層の平均寿命が以前よりも短くなっている
アメリカでの「Death of Despair(絶望による死)」の研究については、こちらの記事にありました。
「絶望死」は自殺のみならず、ドラッグやアルコールによる病死も原因としてカウントされてるようです。
アメリカの場合は、ドラッグやアルコールで体を壊しても保険がなくて医者に行けないケースもありそう…
さらに新型コロナで「絶望死」が最大で7.5万人になるリスクがあるとも言われています。
日本でも「絶望死」はリスク
自殺者が多く、特に若年層(15~34歳)の死因トップが自殺という日本も他人事ではありませんね。
日本ではアメリカほどドラッグは広まってませんが、ストロング系のアルコール飲料を常用してる人は結構いますからねぇ。
今後コストプッシュインフレが進む中で賃金がそれほど上がらないと、絶望感が増していきそうですし、40代50代でリストラされた人や居場所がない人は気をつけないと。
孤独になると酒に溺れやすいものですしね…