年金2万円の60代女性YouTuber
そんな中、シニア層のユーチューバーによる投稿がじわじわと増えている。内容は、若者や芸能人が発信するような「〇〇してみた」といった企画ものではない。カメラを通して日々の生活を記録に残すブログのようなもので、女性の投稿者が目立つ。
以前「年金だけで暮らす高齢者の本が増えている」と書きましたが、それらは主にブログで人気になった人を取り上げたもの。
この流れはブログだけでなく、YouTubeにも広がっているのでしょうか。
『60代未亡人の波乱万丈人生』の女性のケースは、公的年金だけで楽しく暮らしているという明るいものではなく、苦労を赤裸々に語っているものですけど。
アクセス数アップや情報商材を売るために、経歴や収入を盛ったり全くの嘘で塗り固める人もいるのがネットの世界です。
この方はアルバイトでの収入を赤裸々に明かしていることで人気になっているのかもしれません。
貯金はゼロから400万円に!
Youtubeチャンネル開設により貯金は400万円を超えたそうですが、Youtubeからの収入でそこまでいったのではないようです。
最も大きいと思われるのが、視聴者の方からのアドバイスを受けて申請した遺族年金・寡婦年金で、申請には手間も時間もかかったようですが、寡婦年金は200万円ほどもらったと動画で報告しています。
Youtubeを始めなければ申請しないままだったろうし、ネットで知恵が集まって良い結果を得られるのはほっこりします。
この動画を見て「私も申請できるかも!」と考える人が出ればいいですね。
高齢者が作った動画を高齢者が観る時代
高齢者がありのままの生活を綴ったブログや動画は、将来の自分の生活を垣間見るつもりの現役世代のみならず、同じ高齢者が参考にしたり共感して見る時代ですかね。
高齢者のスマホ所有率はどんどん上がって、70代ですら8割になっているそうですから。
父がおすすめ動画にどんどんハマって右傾化(いわゆるネトウヨ化)した、などという事例も聞くので、ネットとはうまく付き合ってもらいたいものですが。