月18万円の年金を貰いながら単発バイト
昨今、話題になっている「単発バイトアプリ」。隙間時間を使ってお金を稼ぐことができると人気ですが、利用者の半数が高齢者だというから驚き。隙間時間を使ってお金を稼ぐ高齢者の実態とは?
離婚によって子どもの養育費で貯金ができなかったため、退職後に老後のための資金1000万円を目指して単発バイトで働いている65歳男性。
年金を月18万円を貰えるのは、現役時代の平均年収が600万円ですから、それなりの収入を得られる仕事だったはず。
お金のことを考えたら、もっといい再就職先を探しても良かったんじゃないか、と思わないでもないですが、それができるかどうかは職種にもよりますね。
身体を動かして働くほうがいい、という人もいますし。
「利用者の半数が高齢者」はない
ただ、「利用者の半数が高齢者だというから驚き」という文言にはこっちが驚きました。
タイミーのワーカー属性については、7月の上場にあたり出された事業計画資料で「40代以上は半数近い」数字となっています。
60代以上は5%に過ぎず、「利用者の半数が中高年」ではあっても、「利用者の半数が高齢者」ではありません。
ただ、累計ワーカーが400万人(2024年4月時点の約半数)を突破した時のプレスリリースでは、60代以上はわずか1.1%。
ここ1年くらいで高齢者含めて中高年の割合が急増しているのがわかります。
老後生活費の赤字分を単発バイトで稼ぐ人が増えていく?
「老後2000万円問題」は、老後の生活費が家計調査の平均では赤字になっているから、その分を用意しておきましょう、という話です
人によって年金額(収入額)も支出額も違うので、皆が皆赤字になるわけではありませんが、年金も貯金も少ないのであれば赤字補てんのために働かざるを得ません。
必要とする金額や働きたい時間・内容にもよりますが、これからは単発バイトが選択肢として大きくなっていきそう。
家計調査にあるような「数万円の赤字分」を稼ぐならちょうどいいですから。
居場所・所属先を求める人には向かないなど、人によって向き不向きはありますが…